森のリス立ち上げまで
結婚・出産・子育てを経て、小学校で子ども達のサポーターとして働かせてもらうようになって早12年が過ぎた時、「これから私に出来ることは何だろう?」と思いました。
学校だけでは子ども達を精神的に支えきれない、時間がない、忙しすぎる、ゆっくり面と向かって話しをする時間がない。ゆっくり子ども達と話しがしたい、先生達とも話しをして一人一人の子と向き合ってじっくり一緒に考えていきたい、そんな場所、居場所を作ってあげられたらと思うようになり、場所を探して、探して、やっと2019年1月に広い土地と家を探すことができました。
とても古い家でしたが、リフォームOKということで、そこからリフォームの毎日が始まりました。素人の私にはどこから手をつけていったらいいのかわからず・・・。
困っているとフッと、小学校の時の同級生に建築関係に詳しい友達がいたのを思い出し、すぐ電話をしたところ「一度見に行く!!」と言ってくれました。結果、リフォームに同級生三人が加わって来てくれるようになりました。
とても古い家でしたので、リフォームするところばかりでしたが、約3か月でやっとオープンの日を迎える運びとなりました。
フリーなスタイルのスクールで、講師の方々には主婦だったり、子育て中のママ達だったりと、年齢問わず子ども達の為になれば・・・という想いだけで入ってもらうことが出来ました。皆様とても良い方ばかりで、講座に参加してくれた子ども達と一緒に一人一人の子ども達を見守り、支えていこうという一つの目的をもってスクールの講座を受け持ってくれています。
子どもだけでなく親の為の講座もあるので、ママ達が集える場(親カフェ・お茶を飲みながら手作りクッキーを食べながらお話)としても利用して頂けたらと思っています。ぜひ参加をお待ちしております。
講座へ参加してくれた子ども達を、色んな角度からほめて!ほめて!自己肯定感が持てるよう支えて!支えて!いけるような、誰でも集えるような居場所作りをしていきたいと思っております。
子ども達にどんな大人になって欲しいのか
森のリスで興味のある講座に参加して頂き、自分には何が合っているのか?何が好きなのかを探りながら、将来的に仕事として出来るよう専門知識を学んでいくきっかけを作って欲しいと思っています。
もしそれがわからなくても、森のリスで自分の持っている物を出せるよう講師の方々に誉めてもらって、これで良いんだと子どもが思うことで、前へ前へと進む事が出来ると思います。
そんな風に親も子どもも自分を見つめ直して、自分が大好きになっていって欲しいです。
学校では、授業や行事に追われ時間に追われ、先生方も忙しく休み時間に子ども達と一緒に遊ぶ事が出来ていません。
昔は、先生と子ども達が一緒に遊び、そこから一人一人の良さや不安に思っている事などを一緒に考えて、子ども達の気持ちに寄り添っていたのですが、今は先生も子どもも忙しい時間の中で動いているので、ゆっくり遊ぶ事も出来ずストレスが溜まったり、ケンカやいじめ等が増えているのは多々あると思います。
また、習い事が多く学校から帰ってきて休む時間もなく塾へとまっしぐら。忙しいですね。
ある親御さんが、子どもの事でキッズアートの門をくぐった時の事です。
まず習い事を聞きましたら、殆んど月曜日から土曜日まで習い事だらけでしたので、まず子どもとよく話し合って、続けたい習い事だけに絞って、勇気を出して辞める事も大事と伝えましたら、あれもこれも辞めていいの?と子どもが言ったとの事でした。
それまで子どもの心が限界でパンパンだったのでしょう。

その時の絵がこれです!
赤いリンゴが本人に向かって落ちています。相当なストレスだったのでしょう!
辞めた時の絵
習い事を辞めて、本当はサッカー選手になりたかったのがわかりました。
自分を大きく描き自分がシュートを決める瞬間なんでしょうね。
この絵を見せてもらった時には鳥肌が立ちました。
子どもの描く絵には親には言えない本当の気持ちが隠されているんだなあと。実感した瞬間でした。

親御さんは子どもの将来を考えて、勉強の塾や英会話にピアノ、運動も大事と盛りだくさん毎月お金をかけて習わせてくれてますが、その裏には自分は将来○○になりたいという夢を子ども達は持っている事を忘れないで下さいね。
各市町村で開催されている催し物等にたくさん参加してみるのも一つと思います。
これから、社会で生きていくノウハウを身につけていって欲しいんです。
社会性だったり、協調性だったり、将来自分にあった好きな事を見つけ、仕事として楽しい毎日を送って欲しいと願っています。
